CRCって大変?【CRCのリアル】経験者が語る治験コーディネーターになって辛かったこと5つ
「CRCって興味あるけど、実際はどんな仕事なのだろう?きついのかな?」
と考えている方へ、CRCになって辛かったことを5つお伝えします。
この記事を読めば、CRCのリアルな実情がわかり就活の手助けになるでしょう。
私はSMOでCRCとして仕事をしておりました。
治験事務局の経験もあります。
SMOのHPでもCRCの仕事を紹介していますよね。
しかしSMOのHPでは、CRCの良い部分が強調されがちです。
ここでは、忖度なしで、辛かったことをお伝えします。
CRCになって辛かったこと
土日に出勤することがある
サポートする医療機関にもよりますが、土曜日に診療を行っているクリニックですと休日出勤が必要な場合があります。
また、患者さんが入院した場合などは、24時間以内に報告する義務があるため、発生が土日の場合は休日出勤が必要になります。
休日に出勤した場合は代休を取得できますが、忙しくてなかなか取得できないことも。
筆者はクリニックをサポートしていた頃、毎週土曜日は出勤でした。
しかし同僚がとても良い方達で、筆者が主担当する治験にみな協力的であったため繁忙期でもなんとか代休取得できました。
いかに周りの協力を得られるかが、CRC業務を進める上で重要なポイントになってきますね。
急な呼び出しがある
また患者から有害事象の相談を電話で受けることもあり、その場合には担当医師に連絡し指示を仰ぐ事もあります。
よって休みの日でも常に会社携帯を所持する必要があり、仕事を忘れてリフレッシュ旅行…とはいかないことが辛い点として挙げられるでしょう。
筆者は海が好きで沖縄が大好きです。
しかしその沖縄旅行中でも会社携帯を常に気にしなければならない為、あまりリフレッシュできませんでした。
しかも休みの日に限って、連絡が来るんですよね。
プロトコールによっては夜間や早朝勤務が必要
プロトコールに定められた検査によって夜間、早朝勤務が必要となってきます。
例えば、治験薬服用後12時間後に血液検査が必要と定められている場合は夜間に出勤し、採血が実施された事を確認する必要があります。
筆者も夜1時や2時頃、もしくは朝6時頃に出勤することが多々ありました。
しかし、治験を進めていくにつれて、採血を実施する夜勤の看護師さんが治験採血に慣れてきた為、出勤せず看護師さんにお任せするようになりました。
「え?任せちゃっていいの?」と思われるかもしれませんが治験を行うのは医療機関であり、CRCはあくまでそのサポート役です。
よって全ての検査に付き添わなくても治験が滞りなく進められるように下準備をしっかりしておけば、夜間早朝勤務は不要になります。
治験とは関係なく患者さんが亡くなることもある
患者さんとは連絡を密に取り合うので、自然と仲良くなります。
仲良くなった患者さんと、このような別れはとても辛く悲しいです。
筆者も悲しい別れをした経験があります。
癌の治験でした。
とても明るく楽しい方で、その患者さんにお会いすることが楽しみでした。
複数の医療機関を掛け持つと移動が忙しい
午前中はA病院で患者対応、午後はB病院で患者対応、夕方はCクリニックで医師とアポイント…のように掛け持ちしていると、とても忙しいです。
しかし、各病院の滞在時間が決まっている為、集中して業務にあたることができ、仕事のスピードは上がります。
筆者も4つの医療機関を掛け持ちしていました。
移動の車で昼食を取ることも多々あり、かなりの忙しさでした。
しかし移動は面倒ですが、外に出ると気分転換にもなりますので、病院に篭りっきりではなくたまには外に出たいなぁ、という方には掛け持ちもいいかもしれませんね。
まとめ
CRCになって辛かった点をお伝えしました。
以下記事ではCRCになって良かったことをお伝えしています。
saitasaitasakura.hatenablog.com
もしよろしければ、ご覧になってくださいね。
上記記事で述べている良かった点は4つです。
よって数では辛かった点が良かった点を上回る結果となりました。
しかし、辛かった点は発生しない可能性もあります。
例えば夜間早朝勤務は、治験に慣れた病院であれば不要かもしれません。
治験中に亡くなる方もいらっしゃらないかもしれませんよね。
それとは逆に良かった点4つは、CRCになれば必ずあなたの身に起こります。
この記事が、あなたの就活のお役に立てたら嬉しいです。