【CRCのリアル】経験者が語る治験コーディネーターの転職先おすすめ4つ

「CRCが辛い、辞めたいけどCRC以外の転職ってできるのだろうか？」

と考えている方へ、CRCのおすすめの転職先をお伝えします。

この記事を読めば、あなたにピッタリの転職先がきっと見つかるはずです。

私もCRCから別の職業に転職しました。

理由はもっとプライベートを充実させたかったからです。

転職は絶対に失敗したくなかったため、転職エージェントを3つ使いながら、自分でもインターネットで転職先を調べまくりました。

その結果、自分のライフスタイルにあった転職先を見つけることができました。

この時の経験を元に、おすすめの転職先をお伝えしますね。

おすすめ転職先

おすすめの転職先は以下4つです。

①CRA(治験モニター)

②DM(データマネジメント)

③内勤CRA(内勤モニター)

④CTA

どのような方におすすめなのか、簡単にご紹介しますね。

①CRA(治験モニター)

★こんな方におすすめ

• 旅行が好き
• 一つのプロトコールに集中したい
• 医師とのコミュニケーションが得意
• 給料を上げたい

・旅行が好き

CRAはSDVを実施するために全国の医療機関へ訪問します。

訪問は1〜2泊ほどで、日帰りの場合もあります。

転勤はありません。

SDVが早めに終われば観光もできますし、夕食はその土地のグルメを堪能できます。

宿泊費はもちろん会社から支給されます。

飛行機を使えばマイルもかなり貯まりますので、旅行好きにはメリットが多いといえますね。

ちなみに筆者の夫はCRAです。

出張中の夕食の写真をLINEで送ってきます。

とても楽しそうですよ。

・一つのプロトコールに集中したい

多くのCRAは1つのプロトコールしか持ちません。

リーダーになるといつくか掛け持ちますが、ただのCRAは基本1つで多くても2つです。

・医師とのコミュニケーションが得意

CRAは被験者には関わりませんが、医師やCRCとコミュニケーション取りながら仕事を進めます。

よってCRC時代に培った医師とのコミュニケーション能力を生かすことができるでしょう。

・給料を上げたい

最後に給料面です。

CRCの平均年収は400万前後です。

一方でCRAの平均年収は600万円ほどです。

SMO同様にCROも住宅手当が出ることはほぼありませんが、出張時には手当がでます。

外資系企業のリーダークラスになれば、年収1000万円になることもあります。

給料を上げたい方には是非おすすめしたい職業と言えるしょう。

②DM(データマネジメント)

★こんな方におすすめ

• ぶっちゃけ医師、コメディカル、被験者とのコミュニケーションはもういいかなって思っている
• チームで一つの仕事をしたい
• エクセル、アクセスなどOAスキルを生かした仕事をしたい
• 残業が気にならない

・ぶっちゃけ医師、コメディカル、被験者とのコミュニケーションはもういいかなって思っている

医師やコメディカルとコミュニケーションを取ることは容易ではないですよね。

特に医師は個性的な方が多いのでワークシートを書いてもらうだけで一苦労…という経験をした方も多いのではないでしょうか。

DMもコミュニケーション能力は必要です。

しかし、相手はクライアントや派遣社員、統計解析部署などですので、CRCほどコミュニケーション能力を必要とはしません。

・チームで一つの仕事をしたい

DMは多くの場合、派遣社員さんを含めチームで仕事をします。

派遣社員さんに簡単な仕事をしてもらい、社員がその仕事を確認し、クライアントへ納品するという形が多いです。

よって派遣社員さんにどのように仕事をして貰えばミスなく効率的に行えるかを考えながら、仕事をお願いする必要があります。

CRCで培われた段取り力が発揮できそうですね。

・エクセル、アクセスなどOAスキルを生かした仕事をしたい

DMはデータを扱いますのでパソコン作業がメインです。

主な仕事内容としては、e-CRFに入力されたデータの確認作業です。

またエクセルの関数を使用して作業を進めることも多々あります。

「関数なんて無理！」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが
CRC時代にエクセルの基本的な操作方法は学んでいますので、十分やっていけます。

筆者はCRC経験後、DMへ転職しました。

関数を使用したことがなかったため、やっていけるかなと不安に思いましたが、問題なく仕事を進めることができましたよ。

・残業が気にならない

DMは残業があります。

立ち上げの時は特に忙しいため、毎日残業で退勤が10時なんてことも。

しかし残業代は出ますので稼ぐことはできます。

筆者は未経験枠でDMになりましたが、残業代のおかげで入社3年目にして年収500万は優に超えました。

③内勤CRA(内勤モニター)

★こんな方におすすめ

• 出張したくない
• 事務仕事が得意
• 英語が得意

・出張したくない

内勤CRAはCRAをサポートする内勤職です。

In house CRAとも言われます。

出張はありません。

オフィスでしっかり業務に集中できます。

・事務仕事が得意

具体的な仕事内容は請求書の確認や治験審査委員会の書式作成など文書管理が中心です。

事務作業が得意であれば、卒なくこなせるでしょう。

・英語が得意

現在グローバル治験が増加傾向にありますので、扱う文書はほぼ英語です。

従って、英語力が有れば転職時のアピールポイントになります。

この職種ですが、現在募集はそれほど多くありません。

しかし、今後募集は増えてくると思われます。

なぜなら、CRAがSDVを実施すればするほど、会社にお金が入ってくるからです。

よってCRAがSDVに集中できる環境にするために、内勤CRAが求められるようになると予想できます。

実際、外資系CROでは内勤CRAの導入が進められていますよ。

④CTA

★こんな方におすすめ

• 出張したくない
• 事務仕事が得意

・出張したくない

CTAとはClinical Trial Assistantの略で、臨床試験全体のサポートをするお仕事です。

すべて内勤業務ですので、出張はありません。

・事務仕事が得意

具体的な仕事内容としては印刷物の発注や発送、EDCアカウントの付与など事務作業です。

よってCTAは社内やベンダーとのやりとりが中心になります。

残業も少なめですので、子育てママさんにピッタリの仕事ですね。

まとめ

CRCのおすすめ転職先をご紹介しました。

どれもCRCの経験を存分に生かせる職業ですね。

この記事があなたの転職活動の手助けになれば嬉しいです。

頑張ってくださいね。