CRCって楽しい?【CRCのリアル】経験者が語る治験コーディネーターになって良かったこと4つ
「CRCって興味あるけど、どんな仕事なのだろう?大変なのかな?」
と考えている方へ、CRCになって良かったこと4つをお伝えします。
この記事を読めば、CRCのリアルな実情が分かり就活の手助けになるでしょう。
私はSMOでCRCとして仕事をしておりました。
治験事務局の経験もあります。
ここでは、私が感じたCRCになって良かったことを全てお伝えします。
CRCになって良かったこと
- 社会貢献度が高い
- 疾患、薬剤の知識が幅広く身に付く
- OAスキルが身に付く
- 患者さんの病状が改善する姿を間近で見ることができる
以下に詳細をお伝えします。
社会貢献度が高い
新薬の開発に携わることができるため、社会貢献度が非常に高い仕事です。
自分が関わった治験薬が承認され、新薬として世の中へリリースされた時は、自分を誇らしく感じますよ。
疾患、薬剤の知識が幅広く身に付く
そのため、様々な疾患に触れる機会があり、幅広く知識を身に付けることができます。
また治験中は患者が使用している薬剤を確認する必要があるため、薬剤の知識も身に付きます。
よって薬剤師や臨床検査技師などの医療系の資格がある方は、その知識を存分に活かすことができるでしょう。
しかし、医療系の資格がないからと言ってCRC業務に支障があるかといえば、そうではありません。
なぜならCRCは医療系の知識以外にも、多くの能力を必要とするからです。
筆者も医療系の資格はなく理工系大学卒でしたが、問題なく業務できました。
プロトコールをしっかり理解し治験を進めていけば、その治験が終わる頃には医師や薬剤師、CRAと対等に話せるぐらいの知識量が身に付いているはずです。
OAスキルが身に付く
CRCは患者やコメディカルとのやりとりだけでなく事務作業もあります。
例えば、患者さんの臨床検査値や診察結果などのデータはe-CRFという電子症例報告書へパソコンで入力します。
また治験開始時には、候補患者をエクセル上で一覧にしたり、パワーポイントを使ってコメディカルへ治験説明をすることもありますのでOAスキルはかなり身に付きます。
筆者はCRCからDM(データマネジメント)へ転職しました。
DMはその名の通り、データを扱う仕事でパソコン作業がメインですが、CRCで培ったパソコンスキルで十分立て打ちできました。
今の時代、どこでも必要となるスキルです。
もし、今後CRCから別の職種に転職…となった場合に、このOAスキルは転職時のアピールポイントにもなりますよ。
患者さんの病状が改善する姿を間近で見ることができる
CRCといえばこれですね。
これがCRCになることで1番のメリットと言えるでしょう。
患者さんとは治験を通じて、かなり仲良くなります。
治験にもよりますが、治験期間は大体半年から5年程ありますので患者さんとは結構長い付き合いになります。
治験期間中、病状が少しずつ良くなっていく患者さんに会うたびに仕事のやりがいを感じ、「CRCになって良かった!」と思うはずです。
もちろん、治験に参加した全員が良くなる訳ではありません。
患者さんによっては、あまり良くならず治験中止になることも少なからずあります。
筆者は患者対応が1番好きでした。
患者さんが治験のために来院した際には検査や診察に立ち会いますが(これを患者対応と言います。)その待ち時間には患者さんの個人的な話や時事ネタなどの雑談で盛り上がることしばしば。
患者さんと美味しいご飯屋さんの話で盛り上がったり、患者さんの畑で採れたキュウリをいただいたり、おすすめの本をいただいたり…など、とても仲良くしていただきました。
患者さんによっては不安なことや気になることを医師には聞かず、CRCに聞く方もいらっしゃいます。
そんな時はゆっくり話を聴き、その話を医師に伝えたり、できる範囲内で治験方法を工夫したり…。
「患者に寄り添い、支える」
これがCRCの1番の仕事と私は考えます。
まとめ
CRCになって良かった点をお伝えしました。
大変な職業ですが、やりがいはあります。
以下の記事ではCRCになって辛かったことをお伝えしています。
saitasaitasakura.hatenablog.com
この記事が、あなたの就活のお役に立てたら嬉しいです。